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部活・プロジェクトでコミュニティ運営とチーム運営を学ぶ~クルー会《1月編①部活とプロジェクト》~

1月27日(水)にコルクラボクルー会(※)が開催されました。毎月発行の「クルー会レポート」では当日の様子をダイジェストでお伝えしています。

今回の内容は、コルクラボの部活とプロジェクトについて。書き手はありぺいです。

パート2(10期振り返り・11期新歓プロジェクト・誕生日本編)もぜひ読んでくださいね。

※クルー会とは?
オンラインコミュニティ、コルクラボの月2回の定例会のひとつ。第2週目開催は「ゲスト会」、第4週目開催は「クルー会」と呼ばれています。
クルー会では、メンバーがコルクラボの活動として進めているプロジェクトの発表や報告を行います。
(ゲスト会では毎回テーマを掲げてゲストをお招きし、コルクラボの主宰である佐渡島庸平さんとの対談を行っています)

今回のクルー会もはじまりはアイスブレイクから。「最近楽しいこと、楽しみなこと」について小グループで10分間話しました。

1月のクルー会のおしながきはこちらです。

①コルクラボの部活/PJ紹介ワーク
②ラボのイマココ(10期生の過ごし方)
③11期生新歓プロジェクトについて
④サディから1月誕生日のメンバーへ「誕生日本」

1.部活とプロジェクトにはどう参加してる?~コルクラボの部活とPJ~

まず最初のコンテンツは、コルクラボの部活/プロジェクトについてです。

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コルクラボでは、11期生メンバーが加入するタイミングで、新メンバー・既存メンバー共に部活/PJを知る機会を持てるよう、広報に力を入れます。

そのため今回のクルー会のコンテンツとして”ラボメンがそれぞれどのように部活・プロジェクトと関わっているか”がテーマになりました。

まず行ったのは、部活/プロジェクトの参加度やオススメ度のアンケート。どんな関わり方をしているか、どの部活に入っているかなどについてそれぞれ回答し、その場で結果がシェアされました。

アンケート結果の概要は以下の通りです。

部活/プロジェクトの関わり方」で最も多かったのは、「参加している&活動している」で約70%。

「部活/プロジェクトの立場」で多いのは「メンバー(オンライン中心)」で約47%。

「入っている部活/プロジェクトで回答者が多かったのは、喫茶部、人生編集部、ボードゲーム部、ずっとやりたかったことをやりなさい実践部、bookclub、ラボ運営部

「オススメの部活/プロジェクトで回答者が多かったのは、喫茶部、ボードゲーム部、bookclub、学習する組織マフィア部、ラボ運営部、ラボ総研部

おすすめに上がった部活は、運営、学び、遊びとそれぞれジャンルが異なるものでした。コルクラボでの過ごしている場所が一か所ではなくいろんな場所に散らばっていると予測できる結果となりました。

その後は、部活/PJについてのディスカッションタイム。
どんな部活に参加しているか、アンケート結果を見て考えたこと、コルクラボならではと感じる部分を少人数のブレイクアウトルームに分かれてシェアしました。

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それぞれの班で話したことをメモしてもらい、ディスカッションが終わってから全体にもその内容がシェアされました。

「ゆるく繋がれる場所は居心地が良い」「部活を通して仕事の相談ができる場面もある」「コアメンバーが抜けてしまい、活動が止まってしまう部活があるのはもったいない」「オフラインが活発だった部活は、どう活性化するかが課題」など、短い時間ながら現状のシェアだけでなく今後に向けての話も出ていたことがわかりました。

つづいて、コルクラボの部活/PJはどういう位置付けなのか、どう活用すると良いと考えているかをサディに聞きました。

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①3種類の運営を学べる仕組みをつくりたい

サディ:
実は、コルクラボにおいて部活とプロジェクトは違うものなんだよね。コルクラボでは、大きいコミュニティ運営、小さいコミュニティ運営、チーム運営という3種類の運営を経験できて学べるような仕組みを作りたい

ここでいう大きいコミュニティは「コルクラボそのもの」小さいコミュニティは「部活」。そしてチームは「プロジェクト」のこと。

たとえば、プロジェクトの運営では、スケジュールどう切るか、どうやって案件を分担するか、どう認識を揃えるとかなどを考えるよね。ここで、チームで行うプロジェクトの進め方を学んでいるといえる。

②終わりがあるのがプロジェクト、ないのが部活。

サディ:
コミュニティについて学んでいて重要だと感じたのは、コミュニティには行動指針や理念があってもいいけど目的があってはいけない、ということ。ゴールがあるとコミュニティって居づらくなっちゃうんだよね。

たとえば、東京や福岡という町もコミュニティと捉えられる。でもそこにはゴールはなくて、いい場所にしたいという理念があっても、「そのためにここまでする」といったゴールはない。

コルクラボというコミュニティもみんなの居場所だけど、居場所として大きすぎる。だからもう少し小さなコミュニティとして旗を立てる。何かをテーマに旗を立てるとなんとなく人が集まり、集団になる。それが部活だと思っているよ。町のたとえに戻ると新宿、池袋、渋谷が小さなコミュニティだね。

部活の旗を立てるときに重要なのが、軸は「人」ではないこと。誰かひとりを軸にすると「○○さんが古参でえらいのかな」「○○さんが”最高の夜”って言ったら”最高の夜”って言わなきゃいけないのかな」みたいに感じてしまう可能性がある。それは、あまり目指すところじゃないよね。

コルクラボは「コミュニティを学ぶコミュニティ」と謳っているので、部活やプロジェクトでリーダーをやってみるのもいいと思う。部活とプロジェクトの分かりやすい違いは、部活には終わりはないけど、プロジェクトには終わりがあること。

部活なら、そこで集まった人たちの熱量を維持できてみんながより深く仲良くなっていくように設計できるととてもいいと思っている。一方で、文化祭や合宿などのプロジェクトは瞬間的にでも熱量が高まった方がいい。終わりがあるから、プロジェクトは高まった熱のまま終わることも可能だよね。

③部活をつくるときは、まずオープンな場で雑談をして熱を高める。

サディ:
部活をどんどん立てるのもいいけど、実はいきなり立てちゃうと数人は入部した後はそれ以上人が増えていかなくなっちゃうんだよね。いきなり部活にしてクローズドな場所にしてしまう前に、できるだけオープンに雑談をして興味を持ってもらう人をどんどん増やすといいと思う。

オープンな場所でたくさん活動をした後にクローズドな場として部活をつくると、またその場でしかできない話ができて部活としてのコミュニティーが長期的に続くようになるんじゃないかな。

町を作っていくときも、大きくなってきた市をどのタイミングで分けるかを考えると思うんだよね。機械的に人数などで分けると、それぞれのコミュニティって意外と立ち行かなくなりそうじゃない? コルクラボで部活を立てるにしても、そういうことが考えられるといいよね。

④「いる」ことで「する」ことができる

サディ:
ブレイクアウトルームでも喋っていたのが、「いる」と「する」の違い。僕らは日常的な経済活動で「する」ことに対してお金を払っているけど、「いる」ことに対してお金を払うのは当たり前になっていないんだよね。

例えば何か食べようとしたとき、食事を「する」ためにお金を払ってるよね。でも、みんなが仕事うまくできなかったり、人生をうまく楽しむことができなかったりした時、世の中に「いる」ためにお金を払う感覚はあまりないんじゃないかな。

世の中と自分の関わり方がうまくいかないのは、「能力がない」んじゃなくて「居る場所がない」可能性があると思うんだよね。だから、まず土台として居る場所を固めていくといい。そうすると、いろんなことが「する」ことができるようになっていくんだろうなと思っている。

コルクラボでは「することがなくなったからやめようと思う」っていう人がいるよね。それを聞くと辞めてしまうことの残念さよりも、「コルクラボで、することにお金を払うのではなく、いることにお金を払うように価値観を変えていきたかったのに、伝えきれなかったな」と感じるんだよね。

僕はみんなが「居る場所」に時間やお金を使っていくといいだろうなと思っている。そうすると人生が変わるんじゃないかな。僕が福岡に行くのも「居る場所」に積極的に働きかけて何かを変えようと思う行為なんだよね。

コルクラボについて、今回みたいなことをいろいろ考えてやってるんだけど話すチャンスがなかったから、ラボのみんなが部活やプロジェクトについていろいろ考えたうえで、僕が今日話す機会があって良かったな。

ありぺい:
コロナ渦でオンライン上での「いる」場所の意味が変わってきているのを感じる。これから「いる」場所を増やしていけると良さそうだね。

サディ:
東畑さんの著書のタイトルである「居るのは辛いよ」のように、居場所でしかなくなると辛くなってしまうので、居場所でいながら「する」ことがあるのが重要だと思う。だから、できるプロジェクトに参加してどうプロジェクトをつくるかも重要になってくると思うよ。

「コルクラボの部活とプロジェクト編」はここまでです。次回パート2の「10期振り返り・11期新歓プロジェクト・誕生日本編」もありぺいが担当しました。こちらもぜひご一読くださいね!

コルクラボでは定期的にメンバーを募集しています。少しでも興味を持っていただけたらこちらもぜひお読みください。

#コルクラボ #クルー会 #イベントレポート  



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