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コルクラボで大切にしたいことは変わらない~クルー会レポート《12月編②コルクラボ振り返り&誕生日本》~

12月23日(水)にコルクラボクルー会(※)が開催されました。毎月発行の「クルー会レポート」では当日の様子をダイジェストでお伝えしています。

今回の内容は、リクルーティング振りかえり・投資企画・誕生日本について。書き手はありぺいです。

パート1(文化祭振り返りワーク編)もぜひ読んでくださいね。

※クルー会とは?
オンラインコミュニティ、コルクラボの月2回の定例会のひとつ。第2週目開催は「ゲスト会」、第4週目開催は「クルー会」と呼ばれています。
クルー会では、メンバーがコルクラボの活動として進めているプロジェクトの発表や報告を行います。
(ゲスト会では毎回テーマを掲げてゲストをお招きし、コルクラボの主宰である佐渡島庸平さんとの対談を行っています)

1.2020年の振り返りと2021年の計画

文化祭の振り返り後は、コルクラボ全体の振り返りと2021年の計画についてシェアがありました。このコーナーは、コルクラボ主宰のサディとリーダーのすないぱーの対談形式で行われました。

①2020年、みんなありがとう!

はじめに語られたのは、すないぱーからラボメンへの感謝の言葉でした。

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すないぱー:
まずは、今年もラボメンのみんなありがとう!2020年は想定外の出来事が多い一年だったね。そんななか、定例会や合宿の開催をオンラインで挑戦したり、ラジオ体操が取り入れられたりとコルクラボで元気をもらえる機会が多かったと思います。変わらず参加し続けてくれたみんなへ感謝を伝えたいです。

2020年を振り返るにあたり、まずコルクラボで大切にしていることも改めて共有するね。

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コルクラボは「あなたが好きなあなたになる」がキャッチコピー。仲間が関わることによってそれぞれが気づかなかった魅力に気づける場にしたい、という想いは変わらずに活動しているよ。


②印象的だったゲスト会は?

話題はメインの2020年の振り返りへ。まずは印象的だったゲスト会の話から始まりました。

すないぱー:
ここ一年の振り返りをしよう。2020年は1月に登山家の山田淳さんを招いて行ったゲスト会が最初だったね。サディは印象に残っているゲスト会ある?

サディ:
コルクラボのゲストで誰を呼ぶかはしっかり設計しているから、影響を受けることがとても多いと感じている。

1月に山田さんを招いたことがきっかけで屋久島への合宿も実施したし、3月に若新雄純さんをゲストに招いてからは、とても仲良くなった。上半期は仏教に興味を持ち始めたころでもあるなあ。

すないぱー:
うんうん。2020年のゲスト会は、ラボの行動指針から毎月ひとつずつテーマを選んで、それに沿うゲストを呼んでいたんだよね。

下半期のゲストには、『コンセプトのつくりかた』の著者の玉樹真一郎さん『世界ゆるスポーツ協会』の代表理事の澤田智洋さんを招いたね。


③ラボメン間でお金が循環していくようにしたい

つづいて、12月に運営メンバーで行った「ラボじっくりミーティング」の内容もシェアされました。

すないぱー:
ラボじっくりミーティングで出たキーワードは下記のとおりだよ。

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先ほどの文化祭振り返りとも被る内容が多いね。②の「動いていく状態であること」とかはまさにそうだね。

サディ:
そのことに関して、ラボメンのモギーの話で「なるほどな」と思ったことがある。「金は天下の回りもの」という言葉があるけど、ここでいう天下は”世の中”ではなく”身内”を指していて、身内でお金を使っていくと世の中もどんどん豊かになるって考え方らしいんだよね。

2020年にコルクラボからコルクラボギルドという会社ができたように、ラボメン間でお金が循環していくような場面が他にも生まれるといいなと思う。

すないぱー:
「動いていく状態」を自覚するようになると面白いよね。メタで自分を見る感覚を手に入れる感じ。

コルクラボで大切にしていることのひとつに「自分の感情に自覚的になる」というのもあるよね。これは、サディが平日にやっている23時の振り返りで実感できそう。


④コルクラボは、未来の職業を体験できる場所?

すないぱー:
①の「コルクラボはコミュニティプロデュースを学ぶ場」という観点については、ここ3~4年で何か変化していることあるかな?

サディ:
じつはコルクラボはコミュニティを学ぶコミュニティなんだよね。でも、学校みたいに暗記で覚えるよりも実際にできている方が重要だと思っている。

さっきすないぱーが「みんなコメント書いて~」と呼び掛けていたのも、コミュニティマネジメントにおいて重要な行動。コルクラボでは、他の場面でもコミュニティマネジメントでポイントとなることが自然に行われているよね。

コミュニティマネージャーが職業になりつつあり、ラボメンにも他のコミュニティのコミュニティーマネージャーになる人が出てきている。一方で、世間的にはどこでコミュニティマネージャーを採用すればいいかわからない状況でもある。

そんななか、コルクラボでは居るだけでコミュニティマネージャー的なことを体験できる。これはコミュニティマネージャーという未来の職業を体験して、ゆるやかに副業が始まっている状態ともいえると思う。こうやって、無理なく聖なる一歩が踏み出せるのがいいよね。

すないぱー:
コミュニティプロデュースの考え方は、仕事の現場を豊かにすることにも通じると感じているよ。新型コロナウイルスの影響で、業務委託的に作業だけしているとつまらない、といった状況も生まれてきているからね。コミュニティでの学びを会社の組織にも応用していけるといいよね。

コミュニティーマネージャーを大事にしている人が増えているように思うし、コルクラボで知見を貯めていければいいね。


⑤2021年のコルクラボのテーマは「出会い」

話題は、2021年のコルクラボについての話へと移っていきました。

すないぱー:
2021年になっても、コルクラボで大切にしたいのは変わらない。「自分や仲間の新しい魅力を見つけること」を引き続き大切にしたいと思っているよ。

そのために、2021年は「出会い」をテーマにしたいなと思っている。

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普段は接点のないテーマや人に、コルクラボで出会えるようにしていきたい。コルクラボならではの縁に繋がるようにできたらいいよね。2020年はネガティブな場面も多かったけど、ポジティブで明るく過ごせるようにしたいと思ってるよ。

コンセプトは3年くらい言っている「公園」のような感じ。といってもイメージしづらいかなと思ったので……イメージ図を作ってみました!

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この図の中で新しい概念となる「新歓ジャーニー」と「ラボクエスト」を順番に紹介するね。

新歓ジャーニーは、新しいメンバーが深くラボを味わうためのステップのこと。新しいメンバーだけでなく既存のメンバーも参加して、みんなで楽しめるようにしていければいいなと思う。

ラボクエストは、ラボ内の知見や面白い人の発掘をすること。ラボ内の素敵なものを探検して見つけよう! といったコンセプトだよ。

新しい仲間が増えたり、ご無沙汰ゾーンに居る人も出てきたりしているなかで、「新歓ジャーニー」を中心に動かしていきたいと思っている。


⑥12個のテーマに取り組み、新しい縁と出会う一年に

すないぱー:
また、テーマ選定についても変化があるよ。今まではラボの行動指針からテーマをピックアップしていたけど、2021年はいろんなカテゴリーから12個の別テーマに取り組むかたちにしようと思っているんだ。

「宇宙といえばAさん」「コーヒーといえばBさん」みたいにテーマごとに輝く人が見つかれば素敵だよね。テーマにいまいち興味がない人も「普段は手を出さないけど、コルクラボのテーマだからやるか」と手を付けて、新たな「好き」が見つかったらそれこそ縁を感じるし。2021年のコルクラボで、人と出来事の新しい縁が生まれる一年になったらいいなと思っているよ。

サディ:
僕の知り合いをどんどん呼んで「この人の話を身近に聞けるんだ」みたいな体験ができるといいよね。

すないぱー:
うんうん。テーマとの関わり方としては、入口はハードルを低くして、どんどん深くなっていくといいなと思ってる。テーマによってはどっぷり浸かりたい人もいるだろうし、そういう人はどんどん深められるようにしていきたいな。


⑦新・コミュニティマネージャー

テーマはラボメンへアンケートを行い、集計結果で決めていくとのこと。続いて、コミュニティマネージャーについての話へ移りました。

すないぱー:
これから11期の新しいメンバーが入ってくるにあたり、面白いことを仕掛けていくためにも欠かせないと思っているのはコミュニティーマネージャー。少し前から、ラボ運営の中心の部分に携わってくれているかのにお願いしているよ。

約半年ほどかけて、のびのび活動するために必要なものを整えようと思っています。かのは「こういうの整えた方が良いのでは?」と提案してくれたので、今回頼らせてもらうことにしたよ。かの、コメントお願いしてもいいかな?

かの:
運営ミーティングには一年前くらいから出席し始めたけど、ラボメンが200人のに対し運営メンバーが少ないなと感じていたんだよね。だから、まずは新歓プロジェクトでの熱量を活かして、運営メンバーを増やしていけたらいいなと思っているよ。私自身も作り手も好きなので、同じように作り手がいいと思える人が増えたらいいな。

すないぱー:
運営はできるだけ多くの人と一緒にやりたいよね。新しいメンバーもみんなでウェルカムしたいし。

ちなみに、今までは新しいメンバーの募集活動を「リクルーティング」と呼んでいたけど、今回から「新歓プロジェクト」に変えています。リクルーティングだと採用色が強いけど、大事なのは仲間になってからではと考えての変更だよ。

サディ:
仲間が増えると、予算もできることも増える。オンライン上に街づくりをしているなかで、できることが増えていく感覚をみんなで持てるとよいよね。

かの:
こっちの方が楽しいよね、みたいなことから優先してやりたいね。

サディ:
かのとはコミュニティマネージャーはお金をもらうべきか? といった議論をしたよね。「お金を払うと楽しい雰囲気に繋がるのか」とか「仕事になると作業になるよね」という話をして、そういうことを話し合うのは重要だなと思った。

すないぱー:
なんとなくやっていくのも可能なんだけど、今回はなんとなくしないことを選択した。コルクラボでのコミュニティマネージャーの経験は他のところでも役に立つと思うし、過去にコミュニティマネージャーを経験した人がいる状態を残していきたいと思ってるよ。

サディ:
今考えているのが、部活の活性化について。部活の定義をみんなで話し合って決めて、クルー会で活動報告をしたり文化祭に出る部活は部費が出る仕組みにしたりするのはどうかなと思っている。

みんな同じように分配されるよりも、しっかり活動しているところが良い意味で贔屓されることで、部活の活性化に繋がるのではと思っているよ。

すないぱー:
ラボ運営では、いろんなことが起こるけどぜひこういう話し合いにも顔を出してもらえるといいなと思っているよ。


⑧”元々価値がある”ではなく”価値を発見する”場にしたい

すないぱー:
もうコルクラボは5年目になるね。はじめたころと比べてコミュニティマネジメントに対する考え方って変わった?

サディ:
はじめは、熱量をもって「こうするぞ!」とみんなに接したりとかしてたのは、威厳を保った状態がよいのではと思っていたからなんだよね。優れたことをした方がいい、良い話をしたほうがいいという考えもあった。

でもコルクラボでの関係性では、僕の心理的安全性がゆるやかに保たれているんだよね。次第に、コルクラボで心理的安全性が保たれている状態での振る舞い方や話し方がわかるようになった。その結果、僕の社会との距離のとり方が変わったように思っている。

すないぱー:
うんうん。1年目は「コルクラボだとこんな人が呼べるんだぞ!」ということを意識してゲストを呼んでいたのに対し、今はサディの素が出るとかサディの探求につながるゲストになっているように感じる。ここは変化だなと感じるよ。

サディ:
誇れるようなゲストを呼ぼうとしてないからね。むしろ「ゲスト会で話を聞くまでは価値を感じていなかった!」とかの方がいいと思っていて。価値を発見する場にしたいと思っているよ。

熱量を高め合うのがいいのか? という観点でいうと気持ちが交換されるのがいいなと思ってる。熱狂よりじんわりだらっと繋がっている感じがいいという価値観に変わってきている。

定例会とかでみんなが好き勝手にチャットを書き込んでいるのを見て「そういう捉え方があるんだ」という気づきが増えたのも影響していると思う。

僕に起きた変化が、みんなも追体験できる仕組みをつくれたらいいなと思っているよ。

すないぱー:
いいねいいね。

サディ:
ちなみに、僕は4月から福岡にいくよ。

すないぱー:
おお、本当に行くんだね!
2020年はお疲れさまでした。2021年も引き続きよろしくね!

***

2020年のコルクラボは一部計画を変更した部分もありながらも、良い変化も起きた一年となったようです。2021年から変わる部分も多いですが、「自分や仲間の新しい魅力を見つけること」を大切にしたいのはこれからも変わりません。今年一年がコルクラボにとってどんな年になるか楽しみです。

2.誕生日本

毎月、誕生月のメンバーに主催・サディが本を贈る「誕生日本」企画。
気になるものがあればぜひ読んでみてくださいね。

<編集が気になるあなたへ>
17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講
/松岡 正剛

<お任せで本を選んでもらいたいあなたへ>
待ち暮らし/ハジン

<アニメにも通ずる考え方を知りたいあなたへ>
おもしろいゲームシナリオの作り方/Josiah Lebowitz

<テクノロジーなどの未来に触れたいあなたへ>
未来に先回りする思考法/佐藤 航陽

<クリエイティブへの理解を深めたいあなたへ>
葬送/平野 啓一郎

<文学に日々触れているあなたへ>
感傷旅行 センチメンタルジャーニィ
/田辺 聖子

<時代をよむ力をつけたいあなたへ>
オタク経済圏創成期
/中山 淳雄

<誤配の設計に興味があるあなたへ>
フラジャイル/松岡 正剛

<幸せな気持ちを忘れたくないあなたへ>
はてしない物語
/ミヒャエル・エンデ


<自分ばかりに囚われてしまうあなたへ>
ゲド戦記/アーシュラ・K. ル=グウィン

<伝統産業に興味のあるあなたへ>

老舗を再生させた十三代が どうしても伝えたい 小さな会社の生きる道/中川淳


チャット欄には「去年から楽しみにしてた!」「ありがとう!」などの誕生日のラボメンの感謝と「読んだことあるよ、面白かった!!」などの他のラボメンからのオススメなどが寄せられていました。

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今回のレポートではコルクラボの2020年の振り返りと2021年の計画について、誕生日のラボメンに贈る本の紹介をしました。

振り返りは「こんなこともあったな」と懐かしむ楽しさがある一方で、これからの計画の話は「楽しそう!」といったわくわくする気持ちになれますね。2021年がコルクラボにとっても、レポートを読んでくれているみなさんにとってもよい年になりますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「コルクラボ振り返り&誕生日本編」はここまでです。前回パート1の「コルクラボ文化祭振り返りワーク編」はさらが書いてくれました。こちらもぜひご一読くださいね!


コルクラボでは定期的にメンバーを募集しています。少しでも興味を持っていただけたらこちらもぜひお読みください。

#コルクラボ #クルー会 #イベントレポート  

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