見出し画像

北海道の大学生が実行した「ただ、居る」だけの2年計画。コルクラボの大人と居ることで焦らなくていいと思えた

「ちゃんとコルクラボに居たかった。ちゃんとなじみたかった。」と、「居る」ための静かな奮闘計画を話してくれたのは松本康佑さん、通称まっちゃん。北海道からコルクラボに参加しています。

まっちゃんは、小中高校生時代に不登校を経験しながら、「居る」ことに向き合い続けてきました。コルクラボに居るためにも、2年をかけた緻密な計画を実行します。それは、何かを「する」計画ではなく、無理を防ぐための「しない」計画。
「しない」努力は功を奏し、「今はコルクラボに居られるのがハッピーだよ」と、とびきりの笑顔で話してくれたまっちゃん。最近はオンラインイベントに参加しない日はないそうです。そして、コルクラボでの「大人」との出会いは、卒業後の進み方にも繋がっていきます。

はじめまして、コルクラボの広報担当・まりこです。
コルクラボは、2020年8月15日(土)から10期生を一般募集しています。(募集ページはこちら

コルクラボに興味を持ってくださっている方に、ラボの雰囲気を感じてもらいたい。またラボメン(コルクラボメンバー)をもっと知ってもらいたい。そこで立ち上がったのが、「私のラボの歩き方」シリーズ。5回にわたり、地方で暮らすラボメンにフォーカスして紹介します。

第5回は、コルクラボ歴2年、北海道在住の大学生である、まっちゃん。

北海道から参加する不安を払拭するために綿密に立てられた計画とはどのような内容なのか?そしてコルクラボ生活でどんな変化があったのか?まっちゃんの奮闘をぎゅっと詰め込んだインタビュー記事をどうぞ。なお、コルクラボでは「タメ語」で話す文化があります。このインタビュー本文でも「タメ語」トークをぜひお楽しみください。

画像4

まっちゃん / 松本康佑
2018年夏 コルクラボ入会。北海道在住。
現在は大学4年生で大学院入試を控えている。
コルクラボのニコニコ担当。とにかくみんなと居るのが楽しい。
サディ(佐渡島庸平さん)が大好きで、You tube「編集者 佐渡島チャンネル【ドラゴン桜】」の編集担当の一人としても大活躍中。
好きな漫画は、「テガミバチ」「ハイスコアガール」
好きな映画は、「スパイダーバース」「ダークナイト」
最近はロバート秋山の市民プール万歳にハマっていた。


オンラインでコルクラボになじむために、「2年」「ただ居る」と決めた

まっちゃんがコルクラボを知ったのは、サディに会う方法を探していたとき。

まっちゃんのサディへの興味は中学時代にまで遡ります。ドラマで見た「ドラゴン桜」と、アニメ「宇宙兄弟」が佐渡島庸平という同一の編集者が関わって世に出されていることを知りました。そして高校時代に「プロフェッショナル仕事の流儀」でサディの特集を見たり、共著の本を読んだりしたことで、まっちゃんは「人生を面白くする」サディの魅力にはまっていったそう。

サディ会いたさに勢いでコルクラボに入ったけれど、まっちゃんは北海道在住の大学生。不安はなかったのか聞いてみました。


もう、最初の頃は不安すぎた(笑)。でも、2年間はコルクラボに居ようって、「2年計画」を立てたんだよね。

──入ったときに決めていた?

そう。東京の人が多いだろうし、なじめないと感じたら、すぐにやめちゃうな、と思って。それにSlackも掲示板(※コルクラボでは専用のオンライン掲示板を使用してコミュニケーションを取っています)も絶対に使いこなせないだろうし、ましてやオフラインのコミュニケーションなんて怖くてしゃべりづらいと思っていた。

だから「ただ居よう」って思った。何もしないけど、やめない。そのために、傷を受けそうなこと、やると息切れして続かなそうなことを頑張らない。そうすればツールにも慣れるし、顔見知りは増えるだろうから、いつかなじめるかなって。

画像2

▲北海道ですくすく育ったまっちゃん


たとえば、俺とまりこが繋がってる線ってさ、Twitterで繋がってるとか、コルクラボで繋がってるとか、あとは平野啓一郎さんの話をしたとか、「テガミバチ」の話をしたとかで繋がってる。

この繋がっている線が多い方が、長く関係が続くなって思うんだよね。濃い、太い線を作るんじゃなくて、細い線をいっぱい繋げたいなって思ってて。そのためには、ただ長く居るだけでいい。細いし、薄いかもしれないけど、繋がっている線がいっぱい増えて、途切れない関係が作れるんじゃないかなって。

──うんうん。

仲良くなって離れてくのが一番つらいんだよね。高校で仲良くなった友達がたくさんいたのに、卒業後に連絡取り合う相手は数人...とか。だから一時期一緒に盛り上がって楽しい〜!っていう関係じゃなくて、うっすら繋がってて、東京行ったときにはごはん行ける人が増えるとかね。そういうのを目指そうって。

画像3

▲入会当初、サディと初対面したときのまっちゃん

あと、サディのことを知りたかったから、そのためにも「居る」っていうのが大事かなって。で、2年たってもなじめなかったら諦めようって。あとは当時の感覚で言うと、2年くらいいないと、オンライン、オフラインの差は埋まらないから待とうっていう感じかな。


まっちゃんの2年計画
〜大事なのは、やめずに「2年居る」こと〜


・Slackは絶対追わない(「コルクラボの今」を追おうとすると疎外感を感じやすくなる!)
・コルクラボ専用掲示板で見るのは、個人のブログとサディの週次のお題だけ(NO MORE 疎外感!)
・発信(ブログを書く)を頑張らない
・プロジェクトに参加しない(頑張りのピークを作ると、もう1回頑張らなきゃ、ときつくなる)
・部活に参加しない(少人数で仲良くなるのではなく、まずはみんなにゆるっと知られたい)
・嫌なことはツイートしない(関係ができれいればいいけど、初対面で嫌な人認定されるのは避ける!)
・オフラインで会ったとしても会話の中心にならない(「よく知らないやつが目立ってる」状態になりにいかない)


コルクラボの大人に出会って、「焦らなくていい」と思うようになった

まっちゃんはこの夏には大学院入試を控えている受験生でもあります。

大学では心理学を専攻し、入学したときからずっと心理士を目指していました。けれど、去年の10月には「大学院に行かず就職したい」と、一度は大学院進学をしない選択をしようとしていた時期を経て、最終的に院試を受ける選択に戻ってきました。

そのゆるやかな選択の変化に、コルクラボの影響はあったのか聞いてみました。


めちゃくちゃ影響している。サディから、「とりあえず大学院に行ってから考えろよ」って言われたんだよね。「なんでやってもないのに選択肢を狭めてるの?」って。だから、大学院に行ってからその先のことを考えようって思うようになったのが受けた影響の一個。

あと、コルクラボにいると人生焦らなくてもいいなって思えるんだよね。

──焦らなくていい?

そう。以前は急いで就職して、急いで親に仕送りできるようになりたい、自立したい、と思ってたんだよね。

だけど、コルクラボには「誰のためになんで焦ってるの?」「いいじゃん別に」みたいな空気があるから。そりゃそうか、焦らなくてもいいか、っていう気持ちになれるんだよね。

──私もラボにいてそういう気持ちになるのはなんとなくわかる。それって空気感なのかな、それともそういう人がコルクラボに多いっていうことなのかな。なんなんだろう。

なんなんだろうね(笑)。 でも、コルクラボではそういう風に生きてる人も多いよね。

──そうなんだけどさ、みんな仕事をして、ちゃんと生活して、コルクラボに参加してる。怠惰に生活してるわけでもないし、すごくしっかりしてる人もたくさんいる。それなのに一見矛盾したような「焦らなくていい」という感覚を受け取っているのは不思議だし、コルクラボの魅力でもあるなって。私もこの不思議を知りたいんだよね。

そうだね。まさに、そうだね(笑)。

──何から影響を受けてるんだろうね、私たちは。

ね。どこから?だれから?どうして「焦らなくていい」なんだろう。(笑)。

──なんだろうね。 私も最近すごく感じていたことなんだけど...。

そう、なんだろうね。何かあるよね。それ以外の言葉をぜんぜん言えないんだけど...。


でも、そもそも、大人と喋ったことなかったのかもしれない。


画像4

▲2019年の秋、文化祭でのまっちゃんとコルクラボメンバー


──大人と喋ったことがなかった?

そうそうそう。普段の生活で大人から教えられることはあるんだけど、大人と会話や対話になることが、あんまりない。

大人を美化してたんだと思う。だけど、コルクラボの大人と話すことで、大人はちゃんと自分の延長線上にあるものだと感じるようになったのかも。無理して背伸びしなくてもここまで来られるよって。

──あぁ〜!たしかに地続き感がある。

そう、地続き感!

就活しようと思ってた時期があったのも、「あ、俺も働けるかも」って思ったのもコルクラボの影響だし、働けるからこそ焦らなくていいなって思えたのもコルクラボの影響ではあるよね。
でも、サディまで行くと、もう地続きじゃないんだよね、たぶん(笑)。

──感覚的にわかる気がする。サディのようにはならない。(笑)

そうそう、ならないよね(笑)。
でも、誰にならなれるんだろうって結構考える。コルクラボの大人の中で。なりたい大人は、ほぼ全員なんだけど、誰になら辿り着けるんだろうって。


この夏、2年計画の終わりを迎えて

まっちゃんがコルクラボに入会した2018年の夏から、今年で2年。つまり、この夏は綿密に立てられた2年計画を終える夏でもあります。2年計画を経てなじむことに見事成功したというまっちゃんに、2年計画のその後を聞いてみました。


なじんだってことは、ある種目標がなくなったわけだから、これからは2年計画で禁止してたプロジェクトに参加してもいいし、何かイベントを運営してみてもいいなって思ってる。だから、あとはもう普通に過ごすだけだな。

──普通に過ごす?楽しむ、みたいな?

そうそう。ただ、コルクラボがあくまでサードプレイスであることが大事だってことも感じたから、コルクラボにフルコミットするのはちょっと違う気もするんだよね。だけど、部活に参加するとか、何かのプロジェクトにしっかり入りたいな、とは思ってる。
あ、でもね、今の話で思い出したんだけど、2年計画を実行するにあたって、その2年間は、罪悪感は半端ないだろうなって思ってたんだよね。

──罪悪感?

運営や主催する側を何もやらないから。takeするばっかりでgiveしない人になっちゃうなって。だけど、将来の俺はgiveする人になることを期待してやってた。 だから、そうだね。これまでいっぱいtakeしたから、これからはgiveしていきたいな。
まずは10期生募集プロジェクト地方・海外限定募集プロジェクトと10期リクルーティングから参加していくよ!

==


まっちゃんのインタビュー記事は、これでおしまいです。
お読みいただき、ありがとうございました。

話し手:まっちゃん / 松本康佑
書き手:まりこ

コルクラボは、10期生を募集します。
地方・海外在住の方向けの先行募集は終了しましたのが、引き続き一般募集を8月15日~28日に行っています。先行募集期間にお申込みが間に合わなかった方は、ぜひ一般募集の期間にお申し込みください。(募集ページはこちら

まっちゃんも、10期生募集プロジェクトのメンバーとして活躍中ですよ!


#コルクラボ #私のラボの歩き方 #コルクラボガーデン



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!
52
コルクラボはコミュニティを実際に作りながら学ぶ、オンラインコミュニティです。「あなたが好きなあなたになる」をキャッチコピーに活動しています。"ドラゴン桜"、"宇宙兄弟"などを手がけた編集者・佐渡島庸平主宰。公式HP:https://lab.corkagency.com/about
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。