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ルールを変えずに自分の価値観を変える~クルー会レポート《9月編①コルクラボのルール》~

コルクラボ

9月23日(水)にコルクラボクルー会が開催されました。毎月発行の「クルー会レポート」では当日の様子をダイジェストでお伝えしています。

今回の内容は、コルクラボのルールについて。書き手はありぺいです。

パート2(キニナルPJ編)、パート3(合宿振り返り・運営からのお知らせ編)もぜひ読んでくださいね。

※クルー会とは?
オンラインコミュニティ、コルクラボの月2回の定例会のひとつ。第2週目開催は「ゲスト会」、第4週目開催は「クルー会」と呼ばれています。クルー会では、メンバーがコルクラボの活動として進めているプロジェクトの発表や報告を行います。
(ゲスト会では毎回テーマを掲げてゲストをお招きし、コルクラボの主宰である佐渡島庸平さんとの対談を行っています)

開催方法を変えていく

しばらくオンラインのみで開催をしていたコルクラボの定例会ですが、今回は一部オフラインでの開催となりました。オフラインは今まで開催していた
BOOK LAB TOKYO(渋谷・現在は神泉へ移転)と関西メンバーによる神戸での開催の二拠点で行われました。

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(東京会場の様子)

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(関西会場での様子)

もちろんウイルス拡大防止対策もしっかり行っています。オフライン参加には条件を設けて参加人数を絞り、参加者どうしの最小限の会話にとどめるためのルールも設けられました。

■参加メンバーの条件
・会場からのオンライン配信に関わる、文化祭のためにオンライン配信を学ぶ(手伝う)メンバー
・会場から配信するコンテンツの関係者
・定例会の運営係(司会、アイスブレイク担当、ブレイクアウト職人、懇親会ホスト)
■参加する場合のお願い
・18時30分ごろに会場入り
・マスク着用、会場で体温測定して熱がある場合はすみやかに帰宅をお願い
・会場では距離をとって座り(プロジェクターやスピーカーは用意しないので)自分のPCやスマホとイヤホンで参加すること

今回はオンライン開催のコルクラボ文化祭練習のために、新たにマイクやカメラなどの設備も導入しました。そのため、カメラワークがなめらかなうえに下記のようなテロップが入るなどの取り組みも行われました。

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参加者からも「カメラワークすごい!」「オンラインのみとは違って画が動くから、飽きずに参加できる!」などのコメントがチャットに続々と寄せられました。

とはいえ、配信環境はまだ整えきれていない部分もありました。途中で音声が途切れる、空調の音を拾ってしまって聞きづらくなるなどのトラブルも起こったためです。

まだ改善の余地はありますが、今回のチャレンジでオンラインとオフラインが融合した、新しいイベントの開催方法を確立していくための一歩を踏み出せたように思います。

アイスブレイク:お互いのニッチな「好き」を知る

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本編に入る前にアイスブレイクが行われました。今回のお題は「ニッチなメジャー探し」。自分が好きなものの中でニッチだと感じるもの、かつ誰かも好きそうなものを探すゲームです。

まずはブレイクアウトルームに分かれ、4人前後で好きなものを紹介していきます。ニッチな「好き」が被る人がいてわ~っともりあがったものもあれば、ニッチすぎて知っている人がいない場合も……。

全員が知っているほどメジャーではなく、誰も知っている人がいないほどのニッチではない塩梅はなかなか難しかったようです。

グループでシェアした後は、全体でのシェア。

▼こんな「ニッチな好き」がシェアされたようです。

宝塚歌劇団、ウスターソース、劇団四季、ガンダムG UNITroom10、ミレービスケット、とりけつ、和菓子、タコ、 犬の首の匂いを嗅ぐ、長いトンネル、マッサージ動画、牛乳をやたら飲む

わかるようでわからないものがあるのが、まさに「ニッチな好き」ですね。
「もっとその話聞きたい!」といった反応もあり、ラボメンどうしがお互いのことに興味をもつ機会になったようです。

コルクラボのルール

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本編は、「コルクラボのルール」についての話から始まりました。このコーナーが設けられた背景は、オンライン中心になってから社会の様々なルールが変わっていく中で「コルクラボは何かルールを定めないのか?」というコメントが運営に届くようになったことです。

コルクラボの運営は「自主自立」をモットーにしています。主宰がコミュニティのことをトップダウン的に決めるのではなく、メンバーであるラボメンが議論し決定しています。その体制を踏まえたうえで、コルクラボにおけるルールについて、サディがどう考えているのかを聞くためこのコーナーが設けられました。

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・まず前提として、人によって「快/不快」は違う。そのため、自分の快が他人の不快になっていることもある。自分の「快/不快」は常識だと捉えがちだが、実際は何が正しいのかわからない。

・組織では、特定の人の「快/不快」に基づいてルールがつくられる。そのルールの中で過ごすと、いろんなところに同じルールが適用されるべきと考えるようになる。そのため組織の外で不快だと感じたときも、自分にとって快適な状態へコントロールするために、ルールを設けようとするのだと思う。

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常識は「思い込み」や「価値観」でつくられているもの。
人は結果が気に食わないと、前刺激や行動を変えればいいと考える。そのため、他人に対して「ここの行動(前刺激)を変えてほしい」と主張し、ルールをつくろうとする。しかし、自分自身の思い込みや価値観を変えれば、ルールを作らずとも行動を変えることができる。

・不快な状況を快適な状況にするためには、ルールで変えるだけでなく、価値観と思い込みを変えて自身の常識を変えるアプローチのしかたもある。

・僕は人によって違うルールがあると知る機会が必要だと思っている。だから、コルクラボは不快を感じる場所として存在してもいい。

・適度なストレスは成長につながる。だから、ラボではあえてルールを決めていない。ルールがないことで話し合いが起きるのは良いことだと捉えている。コルクラボは、お互いの「快/不快」のすり合わせを通して成長していく場にしたい。

・実際にラボでプロジェクトをやろうとして、全員所属していたコミュニティが違うので、「どうしてそうなるの?」とイライラした経験があると思う。この「イライラ」は成長のチャンス。話し合いや振り返りを通して、価値観の変化や話し合いの技術の向上がおきると思う。

・コルクラボに加入するのは、新しいコミュニティを求めてのことだと思う。元々所属しているコミュニティへのルールに対する不快さ(不満・物足りなさなど)があったからのはず。コルクラボもルールを作ってしまったら、誰かの常識の元で運営される別のコミュニティと変わらなくなってしまう。

・だから、コルクラボでルールをつくろうとは思っていない。コルクラボで適用されるルールは法律で明言されている内容程度にしたい。それ以上追加したいルールはない。他に推奨していることはビジョンであり、ルールではない。

・「あなたがが好きなあなたになる」というビジョンの中で、「好きなことにのめりこむ」や「人の頼り方を知る」などの行動が起こっていくと良いと思っている。

・ルールを作らないことで、話し合いがおきたりや新しい取り組みがはじまるのが、文化として広まると良い。

・実際に、ラボギルドや学習する組織は言われたりせずにつくられた組織。馬に水を飲ませることはできないように、人もルールで縛らないでいることで自発的な行動が生まれるはず。

■コルクラボの「安全安心」「心理的安全性」とは?

「心理的安全性」は、全ての人が意見をはっきり言えることである。
「私はちがう考えである」「他の意見がある」も主張できることが重要。何か言ったときに「大変だったね、よしよし」と全て受容することではない。

・slackでのコミュニケ―ションで、「文脈を知らないと齟齬や読み間違いが起きるかもしれないから」と全体に言わずにDMでやり取りすることがあると思う。それはまさに、全員が意見を言えないという点で心理的安全性が確保されていない状態。

心理的安全性は周りが確保するものではなく、自分で確保するもの。自分で安全性を確保する方法を学んでいくのがとても重要。そのため、メンバーが自由に発言できるように努力をしている人の心理的安全性が確保される場づくりを運営は意識している。だから、運営がルールをつくって「不快だからその発言はダメです」みたいなことはしない。

・アドラー心理学で”大人になることは、周りが自分の敵ではなく味方だと思うこと”と説いている。自分の意見を味方に話すつもりで話せているかがポイントとなる。そのためにも、何を言っても否定されないことを知っていくのが重要。自分が人に何を言うのがこわいのか知れるとよい。それを学ぶ場として、コルクラボを使うと良い。

つづいて、定例会リーダー・そのから、定例会でのルールについての話がありました。

■定例会ルールは?

定例会リーダー・そのが中心となって決めている。考慮している点は3つ。
一つ目は、メンバーが安心して参加できること。
二つ目は、コルクラボという場を守るために方針を決めること。
三つめは、サディの意見をコルクラボの絶対とするのでなく、何事も運営会議でラボメンが決めていくこと。

例えば、二つ目のコルクラボを守るためには、今回であればオフライン開催するにあたってウイルス対策がしっかりされているかが重要。ルールも決めずに集合していると、世間からコミュニティとして批判を受ける可能性がある。そのため、消毒液の配置や人数を絞るなどの方針を決めている。運営で行うプロジェクトや合宿なども、同じようにそれぞれのリーダーが方針を決めている。

また、三つ目に関してラボメンが行っている運営会議は誰でも参加できるようにしている。参加できない人からも、ブログやslackチャンネルで意見を聞いていきたい。

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「ルール」は何かを規制するために敷かれるものだと思われがちです。しかし、ルールは「規制」ではなく「自由」のために必要なものなのかもしれません。

コミュニティの心理的安全性を確保するためには、誰でも自由に発言できる環境づくりが重要です。実際に、コミュニティの「自由」を守るために、今回の定例会のオフライン開催にはルールが設けられました。

誰かの発言や行動が嫌だと感じたら、規制するためにルールを設けようとするのではなく、まずは話し合ってお互いの常識を確認し合い、必要に応じて新たな取り組みを始める。これがコルクラボのスタンダードになれば、まさにコミュニティをラボメンがつくっているといえます。

不快な状態でも、すぐルールをつくってコントロールしようとせずに、自分の思い込みや価値観を変えたら捉え方が変わらないか?と自問自答してみる。すると、自分の常識の範囲をより広げていくことができそうです。

「コルクラボのルール編」はここまでです。次回パート2の「キニナルPJ編」はゆうたが、パート3の「合宿振り返り・運営からのお知らせ編」はみよが書いてくれました。お楽しみに!


コルクラボでは定期的にメンバーを募集しています。少しでも興味を持っていただけたらこちらもぜひお読みください。

#コルクラボ #クルー会 #イベントレポート  


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