私たちが「居場所のわかり方」についての本をつくる理由
こんにちは。「コルクラボ本プロジェクト」広報チームのまりこです。
私たちはいま、「居場所のわかり方」についての本をつくっています。
「誰かといるときに一人になりたくなってしまう」
「人と話すのは好きなのに、なんだか気を遣ってばかりで疲れてしまう」
そんな経験をしたことはありませんか。
そんな、いつもちょっとだけ無理しているあなたに届けたいことがあるんです。
本の制作は現在進行中で、私たちもわくわくが止まらない毎日ですが、
今日は、もうすこし詳しく、どうして私たちが「居場所」についての本をつくっているのか?についてお伝えできればと思います。
「居場所」を感じられるところ
コルクラボは、編集者の佐渡島庸平さんによるオンラインコミュニティです。さまざまなオンラインコミュニティがある中で、コルクラボは「居場所感が強い」というのが、私たちが感じていることです。
居場所感が強い、というのは、そこにプロジェクトを求めてやってくるというよりも、なんとなく、この場所を居心地よく感じて集まってくる人たちが多い、ということ。
年齢に関わらずタメ語で会話することが推奨されていたり、月に2度の定例会でも、コンテンツに参加せずただ座っていられるセーブポイントが準備されていたり。
何もしなくたっていいんです。プロジェクト成功のために、スキル向上のために、無理な努力をする必要もないし、それを求められてもいない。それにも関わらずそこはあたたかい活気に溢れている、すこし不思議な空間。
かくいう私も、9ヶ月前に初めてコルクラボの集まりに参加したとき、その不思議なあたたかさに驚かされました。
「居場所」はつくることができる
このように居場所感が強いコルクラボですが、それはすべて偶然できあがった環境ではなく、設計されているものなんです。
たとえば、コルクラボでは「安全・安心」という考え方がとても大切にされています。「安全」も「安心」も似た言葉ですが、コルクラボではこのふたつを分けて考えています。
「安全」とは、自分に人格否定が起こらないこと、それに関するダメージがないことだと、私たちは定義しています。何か行動を起こそうとしたとき、「◯◯さんって、ちょっと空気読めないよね...」そんな言葉をかけられる可能性があったら、行動するかどうかはともかく、すくなくともちょっぴり心が痛くなってしまったり、やめておこうかな...という気持ちが生まれてしまったりします。
それに対して「安心」とは、「不安」がない状態のこと。不安は、イメージが湧かないことから生まれると定義しています。たとえば、発信をしたいことがあるのに、反応がもらえるイメージが湧かない状況下では、言葉を発するのを一歩踏み止まってしまうかもしれません。
コルクラボではこの「安全・安心」を基軸にコミュニティが設計されているため、人間関係はフラットに存在しながら、会話や対話が活発に行われています。
その結果、この場所を居心地のよい「居場所」として認識しているメンバーも多く、事実私もそのひとりです。
入ったコミュニティや人が、「居場所」になるかどうかは、偶然である、と思ってはいませんか?「安全・安心」の考え方や、行動指針など、「居場所」をつくるための設計に力を入れている私たちが、いったい何をしているのかを伝えていくことで、だれかの力になれたならそんな嬉しいことはない。そんな思いで本をつくっています。
「居場所」について一緒に考えてみませんか
今から約15年前、2004年にFacebookが登場しました。そこからtwitter、Instagram、Tik Tokなど、さまざまなSNSサービスが誕生しては私たちの生活に溶け込んでいます。
それに伴い、人とのつながりや人間関係は大きく変化し続けています。
「居場所がない」
心の叫びはそんな直接的なものではないかもしれません。でも、いつもちょっとだけ、無理していませんか。まあこんなもんか、と、自分を納得させてはいませんか。つながりが流動的ないまだからこそ、私たちが伝えたいのは、
あなたはあなたのために生きてもいいんだよ
ということ。
どうやって生きていくのかも、誰とつながりたいのかも、思っているより選択肢は広いのかもしれません。
もうすこしだけ、湧き上がる思いや、目を凝らせば静かにそこに横たわっている思いに、わがままになることを思い出せる場所のことを、本を通して一緒に考えていけたら嬉しいです。
本の詳しい内容については、twitter、noteを通じて今後もお伝えしていく予定ですので、たのしみにしていてください。
また、今回の本の制作にあたって、クラウドファンディングに挑戦します。
9/18(水)19:00、公開予定です。
詳細はTwitterでご連絡していきますので、そちらもご確認いただけるとうれしいです。