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自由は楽しくも難しくもある。~コルクラボクルー会レポート《5月編②合宿振り返り》~

コルクラボの活動への関わり方は自由です。部活、定例会、運営などの動きを見ながら、自分の居心地の良い過ごし方を探していくことになります。

活動の自由さは大きなプロジェクトでも同じ。コルクラボ内外の人を巻き込んで開催した文化祭、コルクラボのメンバーが居心地について考え本にまとめた『居心地の一丁目一番地』(通称:ラボ本)の製作、どれもラボのメンバーが関わってつくられたものです。

自由に参加できるのは、仕事とは違ったものにチャレンジできたりする楽しさがある一方で、プロジェクトを取りまとめるメンバーは進捗管理が難しい面があります。

今回のクルー会のメインコンテンツは、2020年3月に予定していた春合宿の振り返りでした。プロジェクトを進める楽しさと難しさ、どちらもあったようです。振り返りの様子と、振り返りを踏まえて行われた次回合宿リーダーとの対談の様子をお届けします。

このレポートは5月27日(水)のコルラボクルー会のダイジェストです。今回は「コルクラボ合宿」についてのレポートです。
パート1(アイスブレイク編)、パート3(投資企画・誕生日本編)もぜひ読んでくださいね。
今回の書き手はありぺいです。

合宿振り返り

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コルクラボには合宿があります。その行き先もコンテンツも開催するたびに変わります。2020年の春合宿はタイ・バンコクへ行く予定でした。合宿リーダーはタイ在住のだいすけ。彼が中心となって有志の運営メンバーを募り、3月の開催に向けて11月頃から少しずつ準備を進めていました。

しかし、新型ウイルスの影響によりやむなく中止となりました。とはいえ、たとえ開催していなくても振り返りをするところまでが合宿。準備期間で話し合ったことや中止を決断するまでの経緯について、春合宿のリーダーを務めただいすけが発表してくれました。特に印象的だったパートを紹介します。

▼アジェンダはこちら。
・合宿のスケジュール共有
・運営メンバー紹介
・準備期間にやったこと
・やってみての気づき①②③④
・話し合い(プロジェクトが上手く進まないときどうするか?)
・やってみての気づき⑤⑥

◆メンバー紹介
リーダーだいすけの運営メンバー全員への想いを感じたパート。

メンバーを紹介するときに担当していた内容だけでなく、コミュニケーション面でどのように活躍していたかを紹介してくれました。

「寄り添って話を聞いてくれる」「知識を活用して幅広くサポートしてくれる」「いいね! と後押ししてくれる」……など、一人ひとりの良いところを具体的なシーンを例に上げながら紹介してくれたため、それぞれの準備期間での活躍を想像することができました。

発表後のラボメンどうしの感想シェアの時間では、「メンバー愛を感じた!」「ひとりひとりと向き合おうとしていたのがわかった」「紹介してくれたメンバーのことをもっと知りたいと感じた」などのコメントがあがっていました。紹介してくれたメンバーへの興味を引き出してくれるような紹介だったといえそうですね。

◆気づき
プロジェクトについての主体的な学びを促してくれたパート。

リーダーと他のメンバーとのすれ違い、思うように準備が進められていないと感じた苦しさ、中止の決断をするうえで悩んだことなどを当時考えていたことを交えながら気づきを共有してくれました。

印象的だったのは、複数の視点からプロジェクトをどのように見ていたのかを共有していたこと。

例えば、プロジェクトの進捗状況について感じていたことをシェアするパートで、リーダーと他のメンバーの見方の違いを知ることができました。リーダーは「プロジェクトが全然進められていないと感じていた」と感じいたときに、他の運営メンバーは「とてもうまく進んでいると感じていた」との振り返りが共有されたためです。

リーダー目線だけでなく周りのメンバーの視点も共有されたことで、当時のすれ違いの様子を鮮明にイメージすることができました。

また、途中のグループワークの時間はプロジェクト管理を自分ごととして考えるきっかけになったように思います。
当時は合宿に関わっていなかった人にとっては、合宿は自分には関係ないと思ってしまいがちなところ。しかし、「プロジェクトが思うように進まない(ように感じる)時にどうしているか?」という問いを立ててグループで話し合う時間が取れたことで、プロジェクト管理についての主体的な学びを得る時間をとれたように思います。

◆合宿振り返りを通して
全体を通して、zoomのチャットがとても盛り上がった振り返りとなりました。企画を一緒に考えたりイベントに巻き込んだりと、合宿に興味を惹きつけた人数がそれだけ多かったのだと思います。

「マーケット行ってみたかった!」「巨大ナマズ釣りたかった!」など合宿に行けなかったことを悔やむコメント、「中止の判断を早めにしてくれてありがとう!」「ものすごく考えて準備していたことが伝わったよ!」など運営メンバーを激励するコメントが終始上がっていました。

聞き手には合宿の準備期間にはまだコルクラボに参加していなかった9期のメンバーがいましたが、合宿への想いの強さは伝わっていたようです。「合宿への熱意が伝わった、ここまで詳細に振り返ることができるのはすごいと思った」という感想が聞けました。


合宿リーダー対談

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3月の合宿は中止となってしまいましたが、既に次の合宿の予定が決まっています。8月開催。行先は、屋久島。そしてリーダーはひでさん。春合宿の振り返りを踏まえて、2020年の春と夏の合宿リーダーとコルクラボ主宰の佐渡島さんが加わり三人で対談が行われました。

◆振り返りの効果は高い。
まず、話題にあがったのは「振り返りの効果」についての話。仕事では結果を振り返ることはあっても、過程の振り返りをする機会はあまりないでしょう。しかし今回の振り返りでは、コミュニケーションの取り方なども振り返ったことによって、自分の認識と他人の認識の差などから気づきを得られるきっかけになったそうです。

◆自由に考えていいからこそ、抽象を伝えるのは難しい。
つぎに、会社とコミュニティのプロジェクトの進め方の違いについて。抽象的な指示を出しても、会社であれば具体的な作業レベルまで意図がずれることなく伝えることができます。それは、誰であっても作業ができるようにマニュアルなどの仕組みが整っているから。

しかし、コミュニティのプロジェクトは抽象的な指示を出すと思わぬ方向へずれることがあります。マニュアルがないので、個人によって捉え方が異なっていくからです。自由度が高い分、伝えたい事を的確に伝えることの難しさがあったようです。

◆オンラインにも良さはある。
さいごに、オンラインでよかったことについて。春合宿のリーダー、だいすけはタイに在住しています。そのため、打ち合わせはzoomが中心でした。しかし、zoomで話し合うことが前提になっていたため、どこかオフラインで場所や時間を決めて話し合うよるも気軽に参加することができ関わる人が増えたのではないか、との話が出ました。

また、zoomの仕様で一人ずつしか話せないためオフラインではなかなか話せない人にも話し手になるチャンスが生まれるというメリットを感じたとのことでした。

次回の合宿は、現地に行くことを目指しながらもオンライン参加も巻き込んで企画していくことになるそうです。今までにはなかった合宿のかたちがうまれそうですね。

ゆうたが書いてくれたアイスブレイク編につづき、今回は合宿編をお届けしました。
5月のクルー会noteも次回がラスト!投資企画・誕生日本について、みよよが書いてくれます。
ぜひ読んでくださいね。

▼前回のアイスブレイク編はこちら

#コルクラボ #クルー会 #イベントレポート

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